今週はいよいよ競馬の祭典、日本ダービーですね。競馬ファンなら誰もがソワソワする1週間ですが、実は先週、私は一足先に東京競馬場でオークスを現地観戦してきました!
それも、前日の奇跡的なキャンセル待ちから始まった、忘れられない最高の週末になったのです。ダービーを前に、あの興奮と感動のパドック、そして馬券の攻防をじっくりと振り返りたいと思います。
諦めたらそこで終わり?オークス前日の「指定席キャンセル待ち」
それはオークス前日のこと。ダメ元でJRAの指定席ネット予約サイトを眺めていました。
普段なら、たまたま空席表示を見つけてクリックしても、「ご希望の席は用意できませんでした」という無情なメッセージが表示されて終わるのがオチです。
ところがこの日は違いました。画面が変わったと思ったら、なんとそこには「予約申し込み画面」が……! 心拍数が上がるのを感じながら無事に手続きを終え、奇跡的にオークスの指定席をゲットすることができたのです。
当日、案内された席は「ゴール板を20mほど過ぎた3階席」。 ゴール前の大接戦を間近で見届けるには、これ以上ない絶好のポジションでした。
パドックの気配と、データから導き出した「3連複2軸流し」の決断
今回のオークス、私の心の本命(軸)はもともとジュウリョクピエロと決めていました。 というのも、あの元名手であり、現在は調教師として馬を見極める福永祐一さんが「あの馬は強い」と評価していたからです。プロの目が認めた素質馬、期待せずにはいられません。
しかし、そこにはもう一つ、競馬ファンとして非常に悩ましいドラマがありました。 鞍上は、まだ22歳と若い今村聖奈騎手。もしここで優勝すれば、「女性初のG1ジョッキー」という歴史的快挙になります。彼女の力量が試される大舞台ですが、最高峰のG1の壁は高く、厚い。実力を信じたい気持ちと、「この若さで一気に頂点まで行けるだろうか……」という不安。気持ち的には本当に悩みどころでした。
そんな中、レース前のパドックに現れた馬体を見ると、季節の良さもあってかジュウリョクピエロの発汗がかなり目立っています。 「強い馬だが、やはり大舞台で少し入れ込んでいるかもしれない……」と、私の直感が囁きました。

福永さんの言葉、今村騎手への期待と不安、そしてパドックの気配。これらを総合的に判断し、私は苦渋の決断ながら、ジュウリョクピエロを本命軸から「抑え」へと変更することにしたのです。
代わって軸に据えたのが、徹底したデータ分析から浮上した2頭でした。
- 軸1頭目:ラフターラインズ(レーン騎手・2番人気) 過去のオークスのデータを分析すると、「2番人気が堅実に3着以内に来ている」という強い傾向があります。この信頼できるデータから、まずは軸の筆頭に据えました。
- 軸2頭目:ドリームコア(ルメール騎手) 前走の皐月賞では一息の成績でしたが、あれは中山コースが合わなかっただけではないか、という見立てがありました。事実、東京競馬場では1着の実績があり、左回りの広い東京コースへの舞台替わりは絶好のプラス材料。ルメール騎手も2,400mの長距離は強力です。
こうして、ラフターラインズとドリームコアの2軸を選択し、そこからジュウリョクピエロを含む3連複6頭流しで勝負することに決めました。
ゴール板前の静寂、そして今村聖奈騎手のガッツポーズに大感動!
ファンファーレが鳴り響き、いよいよオークスのゲートが開きました。
直線、各馬が死力を尽くして坂を駆け上がってきます。私の席はゴール板を20m過ぎた場所。目の前を猛烈なスピードで各馬が通り過ぎていきましたが、ゴール板の瞬間はあまりの激戦に「一体、何が勝ったんだ!?」と一瞬、頭が白くなりました。
しかし、その直後です。 私の目のゴール板過ぎていくとき、ジュウリョクピエロに跨る今村聖奈騎手が見事なガッツポーズを見せたのです!
「あ、ジュウリョクピエロが勝ったんだ!」
その瞬間、すべてを察して鳥肌が立ちました。現地で、しかもあの席にいたからこそ、彼女の勝利の喜びの表情とガッツポーズを至近距離で目撃することができ、言葉にできないほどの感動が押し寄せました。
(※ちなみに、抑えに回したものの馬券もしっかり絡んでくれて、二重の意味で美味しいレースとなりました!)
胸が熱くなる裏舞台、ジョッキーカメラで明かされた本音
興奮冷めやらぬまま自宅に帰り、楽しみにしていたJRA公式YouTubeの「ジョッキーカメラ映像」を観て、再び涙腺が緩んでしまいました。
映像には、ゴールした瞬間の地鳴りのような大歓声、そして何より、引き揚げてくるときに今村聖奈騎手がつぶやいた「やっとジョッキーになれた」という言葉が収められていました。
22歳という若さで背負ってきたものの大きさ、G1の厚い壁、そして女性初という歴史的快挙。それらすべてを乗り越えた彼女の、本心から出たその一言に、一人の競馬ファンとして深く胸を打たれました。現地観戦の最高の締めくくりとなる、素晴らしい映像です。
ぜひ、あの感動の瞬間をジョッキーカメラの視点でも体感してみてください。
▼ JRA公式チャンネルの動画はこちら
いざ、最高峰の舞台へ!日本ダービーで私が選んだ渾身の「軸馬」
オークスでは前日の奇跡的な指定席ゲットから、今村聖奈騎手の歴史的快挙まで、最高の感動を味わわせてもらいました。あのパドックでの「直感」とデータ分析の冴えをそのままに、今週はいよいよ3歳世代の頂点を決める日本ダービーです。
今年のダービーで、私が迷わず軸馬として勝負を賭けたい相棒が決まりました。
6枠12番、アスクエジンバラです。
この馬を軸に据えた最大の決め手は、データだけでは決して測れない、岩田康誠騎手との「深い絆と相性の良さ」にあります。
アクシデントを乗り越えた、岩田親子の執念の調教ドラマ
実は、ダービーを前に大きなアクシデントがありました。主戦の岩田康誠騎手が落馬負傷により骨折。一時はダービーの舞台に間に合うのか、調教はどうなるのかと誰もが心配したはずです。
そんなピンチの際、怪我で動けない父に代わってアスクエジンバラの調教をつけたのが、息子の岩田望来騎手でした。
しかし、やはりこの馬は一筋縄ではいかないところがあるのでしょう。望来騎手が懸命に手綱を握るものの、坂路(はんろ)でのタイムはいまいち上がりきらず、どこか動きが重い状態が続いていました。コントロールが非常に難しい馬なのだと思います。
そんな状態を見て、黙っていられなかったのが父・康誠騎手でした。 なんと骨折のケガから驚異的なスピードで復帰を果たすと、まだ万全ではない体に鞭を打ち、自らアスクエジンバラの調教に跨ったのです。
これぞ相性!ベテランの手綱が生んだ劇的な変化
驚いたのは、岩田康誠騎手が跨った途端の、アスクエジンバラの激変ぶりでした。
息子の望来騎手のときとはまるで違い、見違えるような素晴らしい動きを披露。ベテランならではの技術で馬をなだめ、完全にコントロール下に置いて丹念に仕上げられたことが、動きの良さやタイムにハッキリと現れていました。
「この馬は、岩田康誠じゃないとダメなんだ」
そう強く確信させるだけの、人馬の強い相性と絆を調教の動きからビンビンと感じました。コントロールが難しい素質馬を、怪我を押してまで完璧に仕上げてきたベテランの意地。これを見せつけられては、本命にしない理由はありません。
直感と絆を信じて。私の日本ダービー「3連単・夢馬券」の買い目
オークスではパドックの気配からジュウリョクピエロを「抑え」に回して正解でしたが、今回のダービーに関しては、調教で最高の動きを見せたアスクエジンバラと岩田康誠騎手のコンビを信頼し、頭(1着固定)で勝負します。
せっかくの競馬の祭典ですから、今回は3連単のフォーメーションで高額配当をガツンと狙いに行きます!
私の魂の買い目はこちらです。
【買い目】3連単フォーメーション
1着: 12 アスクエジンバラ(6枠)
2着: 11 リアライズシリウス(6枠)、17 ロブチェン(8枠)
3着: 9番人気 〜 13番人気の馬たち
この買い目に至ったデータと「夢」の根拠
2着・3着の選定には、自分なりのデータ分析とロマンを詰め込みました。
① 2着:信頼の「皐月賞組」から2頭を厳選 過去のダービーの歴史を振り返っても、前走で激戦を繰り広げてきた「皐月賞組」が連(2着以内)に絡む割合は非常に高いという明確なデータがあります。 そこで、2着候補には皐月賞をステップにここへ挑んでくるリアライズシリウス(11番)とロブチェン(17番)の2頭を堂々指名。この2枚腰でアスクエジンバラの後を追います。
② 3着:高配当を呼び込む、大波乱の「夢馬券」 そして、この馬券の最大の勝負どころが3着です。ここにはあえて9番人気から13番人気までの穴馬たちをズラリと配置します。 ダービーという極限の舞台では、人気薄の激走がたびたび波乱を巻き起こします。ここが引っかかれば、文字通りの「帯封」も見えるような高額配当、まさに競馬ファンなら誰もが一度は夢見る夢馬券です。
最後に
前日のキャンセル待ちを突破して奇跡の目撃者となったオークス。あの時の興奮のまま、私の直感と、岩田騎手が執念の調教で仕上げたアスクエジンバラの絆にすべてを賭けます。
ベテラン岩田騎手の魂の風車鞭が直線で炸裂し、大外から人気薄が突っ込んできて3連単が飛び出す……そんな最高の週末を思い描きながら、ファンファーレを待ちたいと思います。
皆さんの日本ダービーの夢は、どの馬に託しますか? 年に一度の祭典、悔いのないように全力で叫びましょう!

