こんにちは、管理人のナルタです。
今回は、私の身に実際に起きた「Facebook(Messenger)」での詐欺と思われる危機について、リアルな実体験をシェアしたいと思います。
結論から言うと、私は間一髪のところで踏みとどまり、実害はありませんでした。しかし、その手口は非常に巧妙で、お酒を飲みながら油断して読んでいると、つい騙されてしまいそうな心理をついてくるものでした。
「自分は大丈夫」と思っている方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。
始まりは「共通の友達」がいるアカウントからの申請
ある日、Facebookで1通の友達申請が届きました。 プロフィールを見ると、京都出身で現在は香港に住んでいるという女性のアカウント。普段なら見ず知らずの外国人や見覚えのない人からの申請はスルーするのですが、今回は「共通の友達」が何人かいたのです。
「あのアカウントの知り合いなら、友達なのかな」
そう思い、私は軽い気持ちで友達申請を承認しました。これが、すべての始まりでした。
Messengerでのやり取り:楽しげな会話に潜む「違和感」
承認後、すぐに相手からMessenger(メッセンジャー)で連絡が入りました。
相手は「絵里」と名乗り、京都の美しい桜の写真などを送ってきて、とても愛想よく話しかけてきます。私もその時、ちょうどお酒を少し飲んでいたこともあり、気分よく返信をしていました。
私は大の競馬ファンなので、「京都競馬場に行った思い出がある」といった話をすると、相手もノリよく話を合わせてきます。

私は京都の上京区で生まれ、今仕事のために香港で生活しています。9月に京都に帰るつもりです。ナルタさんがこれからまた京都に来る機会があれば案内します✨ ナルタさんは今も〇〇市に住んでいますか?

京都ですか。外国人が多いイメージですが、絵里さんをバックに見る京都もいいかもしれませんね。すいません、少し酔ってます。😅 今も〇〇市の近くに住んでます。😊

私は去年京都競馬場に試合を見に行ったことがありますね🏇 ナルタさんは普段競馬の試合を見るのが好きですか?

はい。ちなみに競馬は試合ではなく、競走です。😁 競馬は奥が深いので、買い方は人それぞれなので、楽しむギャンブルになります。😅

ナルタさんに説明していただいた知識をありがとうございます(笑)香港の競馬競歩もとても人気があり、とてもにぎやかですね〜。もしLINEを使っていたら、LINEでもっと多くの交流と共有を保つことができて、とても嬉しいです😊
最初は楽しくお酒を飲みながら「競馬は試合じゃなくて競走だよ(笑)」なんてツッコミを入れて盛り上がっていたのですが、会話を進めるうちに、徐々に「あれ?なんか会話がおかしいな」という違和感をおぼえました。
🚨 私が気づいた3つの違和感
- 競馬の知識が明らかに不自然 香港の競馬の話になった際、相手は「香港の競馬競歩もとても人気があり…」と送ってきたのです。競馬好きなら「競歩」なんて言葉は絶対に使いません。おそらく海外の詐欺グループが、翻訳アプリを使って無理やり日本語に変換したものでしょう。
- こちらの指摘を無視して強引に話を合わせる 私が「東京競馬場は10月からですよ」と親切に教えてあげたのに、相手は「9月は予熱期(プレシーズン)ですね」などと、日本の競馬の仕組みを全く無視した大雑把な返答で、強引に話を合わせてきました。
- 早すぎる「LINE移行」の提案 そして決定打はこれでした。「普段はFacebookをパソコンで見ていて、明日は仕事でいつでも連絡できないから、普段使っているLINEでやり取りしませんか?」と、LINEのリンク(URL)を送りつけてきたのです。
詐欺師が必死に「LINE」へ誘導する本当の理由
なぜ彼らは、頑なにFacebookからLINEへ引っ越しさせようとするのでしょうか? 後から調べて分かったことですが、ここには明確な悪意の目的がありました。
- 密室(1対1)を作って騙すため Facebookなどの開かれた場所では、怪しい投資勧誘をすると周囲に通報されたり、ツッコミが入ったりします。LINEという「周りの目がない密室」に引き込むことで、じっくり時間をかけて洗脳し、最終的に「絶対に儲かる投資」や「暗号資産(仮想通貨)」にお金を振り込ませるのが彼らの王道パターン(国際ロマンス詐欺など)です。
- アカウントが消される(BAN)前の避難先 詐欺師のFacebookアカウントは、通報されるとすぐに運営から消されます。そのため、連絡が途絶えないように、あらかじめ個人のLINEを確保しておきたいのです。
ちなみに、Facebookは本来「実名登録」がルールですが、実際には偽名や他人の写真を盗用したアカウントを技術的にいくらでも作れてしまいます。また、「共通の友達」がいたのも、その友達がすでに騙されて承認してしまっていただけ、という罠でした。
私が取った防衛策と、皆さんに伝えたいこと
私は幸いにも、相手から送られてきたLINEのリンクを絶対にタップ(クリック)しませんでした。
そしてすぐに、Messengerのメニュー(画面右上にある「…」などの詳細設定)から、相手を「Facebookでブロック」しました。Facebookでブロックすれば、Messengerのメッセージや通話も同時に自動でシャットアウトされ、相手からはこちらのページが一切見えなくなります。これで完全に関係を断ち切ることができました。
今回の件で、私が痛感した教訓は以下の通りです。
- 「共通の友達」がいても、それだけで信用してはいけない。
- 少しでも日本語や会話に違和感(翻訳機っぽさ)があったら疑う。
- ネットやSNSで知り合ったばかりの人からの「LINE移行」の誘いは、100%裏があると思って断る。
SNSは遠くの人と繋がれる楽しいツールですが、その裏には牙を剥いて待っている詐欺師が潜んでいます。皆さんも、怪しいなと思ったら決して深入りせず、すぐにブロックしてくださいね。
私のこの体験が、どなたかの防衛の参考になれば幸いです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
